【完】ダンデライオン
夏休みに入ってすぐ、おばあちゃん家に行くことに決まった。
今日は終業式で、もう明日から夏休み。
明日から久しぶりにおばあちゃん家に遊びに行ける!
とっても楽しみ!
不安もあるけど、一人旅ってのもなかなか楽しそうだし!
本当にウキウキだった。
私は学校に帰ってから、早速荷造りを始めた。
1週間分の旅行の荷物をまとめるのは案外大変だった。
大きなキャリーバッグに、洋服、化粧ポーチ、スキンケア用品、勉強道具。
おばあちゃんへのお土産、それにお菓子!
とにかく詰め込んだ。
カバンが重たくて、キャリーバッグを引っ張るスピードがろくに出ないくらい。
…明日は余裕を持って行動しないと。
このキャリーバッグの遅さじゃ、駆け込み乗車には間に合わないだろうな。
なんて思いながら、明日のコーディネートを考えて整える。
うん、完ペキ☆
深夜になっても電気がついてる私の部屋に気づいたママが、「サッサと寝なさい!!」ってうるさいから、言う通りベッドに潜り込む。
それでも私は、おばあちゃん家の近くで素敵な出会いでもないかなぁ……なんて期待してみたり。
電車でナンパされたらどうしよう、とか妄想してみたり。
準備も終わってベッドに入ったものの、目が冴えて全然寝付けなかった。