【完】ダンデライオン
次の日、朝から私は大変だった。
まさかの電車に乗り遅れるところだった。
「ママ!!このままじゃ電車に遅れちゃう!」
「……あなたがもっと早くキャリーバッグを引けば間に合うわよ……」
「だって重たいんだもん!!」
…私の前を、急いで歩いてるママは呆れ顔だった。
だって、キャリーバッグが重いのは仕方ない。
荷物とか希望とか思い出とか色々詰めたし!?
その他にもDSとか絶対いらないであろう、余計なものとかも沢山持ってるし!!
こういう旅行って、色々持って行ってみたりするけど。
絶対ゲームなんてやらない。
でも、なんかヒマになりそうな気がしたんだもん!!
……あ、DSの充電器忘れたかも。
ママは初めての一人旅をする私が、すごく心配みたい。
「切符持った?忘れ物ない?」
「大丈夫だってばー……」
ママは本当に心配性なんだから…と思いながら、財布の中の切符を確認する。
あれ……?……まさかの片道分しかない。
「…あ、帰りの切符…家に忘れた。」