【完】ダンデライオン
結構な時間、私は寝てたんだと思う。
目が覚めた時には、目的地まであと3駅だった。
……多分、3時間半は寝てた。
ふと、外を見ると。
私の家の近くとは、全く違う景色が広がっていた。
立ち並ぶビルとかは全く見えない。
自然豊かで、ただただキレイな緑が広がる。
時々、民家が見てる程度で、手入れされた畑や緑がほとんど。
とてもキレイだった。
おばあちゃんは、こんな感じのところに住んでるんだなぁ。
それからはしばらく、同じような景色を眺めていたけど。
そのまま駅に着いた。
駅は、広いけどそんなにキレイとは言えない、ちょっと古めの建物。
駅員さんは一人、ボーッと窓口の椅子に座っていた。
……あんまり人が来ない駅なのかな?
駅員さんは私の姿を見て、ちょっとビックリしたみたい。
でも、「あぁ」って言って私が使った行きの片道切符を受け取った。
さて、これからおばあちゃん家に向かうんだけど。
おばあちゃんが駅に迎えに来てくれると言っていた。
電車の到着時間とかも伝えてあったはずだけど。
おばあちゃん、どこにいるのかな……