この未来を壊して下さい。【完】
「私はどこに座ればいいの」
「あ~空いてる席でお願いします。」
そう言って私はぐるっとみんなが座ったのを確認する。
少し大きめの4人用の食卓でも、6人で座ると小さく感じる。
初めは一人暮らしなのに4人用は大きすぎでしょ。って思ったけど、大きいのにしといてよかった。
ふと隣を見ればじっと私を見ている龍河。
そんなにおなかがすいているのか?なんて思いながら号令をかける。
この役もすっかり私のものになった。
「んじゃ、いただきます」
「いただきます」
我先にとおかずを自分の皿に入れる陽輝。
美穂はと言うと、