この未来を壊して下さい。【完】






「私はどこに座ればいいの」





「あ~空いてる席でお願いします。」





そう言って私はぐるっとみんなが座ったのを確認する。





少し大きめの4人用の食卓でも、6人で座ると小さく感じる。





初めは一人暮らしなのに4人用は大きすぎでしょ。って思ったけど、大きいのにしといてよかった。





ふと隣を見ればじっと私を見ている龍河。





そんなにおなかがすいているのか?なんて思いながら号令をかける。





この役もすっかり私のものになった。





「んじゃ、いただきます」





「いただきます」





我先にとおかずを自分の皿に入れる陽輝。





美穂はと言うと、





< 259 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop