この未来を壊して下さい。【完】
久しぶりに発した声はとても低い。
「俺ら、待ってるから。いつか、来てくれるって、ずっと倉庫で待ってるから――「何話してる」」
せっかく久しぶりに話せたのに遮られる。
どうやら職員室から帰ってきたらしい。
「姫羅さん、大丈夫ですか」
陽輝を睨みながら聞いてくる。心配するならこっちを見てから聞けよ!!と思ったが言ったところでどうにもならないのでスルー。
「あぁ、大丈夫だ。ちょっとわからない問題を教えてただけだ」
サラ~ッと嘘をつく。言っておくが、嘘をつくのは得意な方。ばれるはずがない。
「そうですか」
そう言って護衛の人は私の隣の定位置に立った。