この未来を壊して下さい。【完】
私の事は待ってなくていい。
はっきり言って忘れてほしい。
だから、きちんとお別れをしに来たんだった。
「まだ、きちんとお別れしてなかったから」
そう言うと、みんな驚いた表情をしている。
「私の事は待ってなくていい。
というより、忘れてほしい。
“私”がいた時間の事も、“私”という人間が存在したことも。
全部、忘れてほしい。
それだけ、伝えに来た。」
「なんで忘れねーといけねぇんだよ」
「そんなの決まってるでしょ。
もう“私”という人間は存在しないの。
何もかも、終わったの。」