この未来を壊して下さい。【完】
「終わったって...」
弘輝の言葉がだんだん小さくなる。
仕方ない。私自身、今までいた“私”を消したんだから。
その証拠に、今の私は無表情のまま。
もう、何も感じなくなってきた。
「それはお前の本心か」
今まで一言も発しなかった龍河が聞いてくる。
表情からは何を考えているのかわからない。
「当たり前でしょ。私は西条姫羅なの。
一緒にいて不幸になるのはアンタたちだと思うけど」
だから、早く離れてほしい。そして忘れてほしい。
これは私の本心だと言い聞かせる。