お前のすべてを愛してやる【完】
6年生になっても全員からのシカトは相変わらずだった。



だけど、生きると決めてからは無視されても心を無にし考えないようにした。



卒業式はみんなが泣く中、亜矢乃は涙一つ出なかった。



そして中学生になった亜矢乃は、ほんの少しだけ日光のアレルギーが良くなった。



とは言っても油断をすれば、できてしまうがあの頃に比べたら良くなっていた。



1年1組。



亜矢乃のクラス。



やっぱりこのドアを開ける瞬間が一番緊張する。
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