青の向こう
鳥居の中に一歩踏み入れると私はたちまち緑色の傘達のおかげで木陰に入ることが出来た。
ほんの少し冷えた空気が私を出迎える。
私はくねった蛇のように等間隔に並べられた石のタイルの上に両足を置いていった。
タイルの道以外は砂利が満遍なく敷き詰められており、タイルから落ちると途端にがちゃ、と足元で音を立てる。
私は踏み外さないよう慎重にぼこぼこした表面のタイル歩きながら、それを見つけた。
鳥居より濃い色の強い朱の塗装が所々剥がれてはいるが、色は落ちていない。
少し苔も生えているがそれらはもっと前からその状態だった気がする。
私は肌色のすべすべした土台の上に足を乗せ、立った。
ちらりと見下ろすと調度、太股くらいの高さで、土台の石と同じもので出来た無機質な座り場。