**吸血鬼と暴走族**[完]
--着いたものの、月夜は何処にも居なかった
そりゃあ、そうだろうな
自分から別れを告げたんだから
そう思いながら、短く黒い髪が、風に靡く
ガサガサ
……………!!!
…この気配、この前月夜と初めて感じた気配
その気配はどんどん私に近づく
すると、現れたのは、月夜と同じくらいの身長(175cm)位の雰囲気が明るい男が現れた
「ねぇ!!君が冷音ちゃん?!」
…何だ?こいつ
私は男を警戒しながら口を開く
冷「人に聞く前に自分から名乗ったらどうだ。」
私は男を睨みながら言うと、男は少し慌てながら早口で話す