なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】

 恥ずかしさは消えないけど、言ってみればそれはそれで興奮している自分がいて、

 それを言ってくるのを待ってたとばかりに私の足の間に割って入ってきていて、片手で私の両腕を抑え、もう一方で腰をつかんで体重を乗せてくる。

 口を塞がれているから苦しいし、鼻からしか呼吸もできないし声も出せない。

 入れられた時に解放された両手は迷わず上に乗っかってる萩原さんの背中に回して、ぐっと掴んで爪を立てて、

 体が密着している分気分はもっと高鳴って、キスで繋がり、呼吸を感じ、熱くなったものが奥まで深く入ってきて、強く抱きしめられれば抱きしめられるほどに全てがひとつに繋がっているのを感じられる。


 激しすぎる動きと焦らすようなスローな動きを繰り返されて、頭の中は真っ白になっていき、身体中の力が抜けても終わることなく、彼が果てるまでただひたすらに快楽の波に飲み込まれていた。



「...夏菜」

 肩で息をしながら名前を呼ばれ、

「大切にする」

「......ん」


 アトマイザーのことが頭の中に入ってきたけど、その言葉を聞いたらもういいやって思って、軽く頭を振って迷いを振り落とす。


「大好きです」

「俺も」


 まだ繋がったまま私の上に覆い被さっている彼の背中に知らないうちに傷をつけていることに気づき、そっとさする。

「背中に爪立てるのクセ?」

「えっ。ええと、それはもしかして」

「そう。でも嫌いじゃない」

「うそ」

「お前ならね」

「...ん」

 抱き合ったまま肩を揺らして二人で笑ったからお腹に力が入ってしまって更に感じてしまい、視線をからめ、舌をからめ、落ちてはいけない淫楽の海にゆっくりと落ち沈んで行った。



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