なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
いつもの居酒屋はいつも通りにだいたい混んでいる。
仕事終わりのビールは格別で、やっぱりおかわりもしてしまう。
お酒は強いと思っていた私だけど、実はそうでもなくて、一緒にいる店長に比べたらなんてことない。
仕事でも勝てない、考え方でも勝てない、何にも勝てない。
「あのさ、勝つとか負けるとか、そんなのどうでもよくない? あんた変なところでいろいろ考えて、ここ考えなさいよってとこ考えないよね」
「自分が良ければそれでいいんだって思おうとしてるんですけどなかなか...」
「心身のバランス、人に対する接し方のバランス、それから自然界に存在しているという認識のバランス、これが大事でしょ? ヨガやってんだから私たち。大事なことだよね。飲んでるときにこんなこと言いたくないけどさ」
みんなが求める『愛』だって、この3つの要素が必要で、これらのバランスが崩れると歯車も噛み合わなくなってくる。
頭で分かっていても、人間は弱いものだからそう簡単にはいかなくて。
ヨガっていうのは、宇宙飛行士や深海探査に行く人たちなど、上は宇宙から下は深海までに携わる人々の精神修行等にも広く用いられている。
とても深くて答えは見えないものなんだけど、『人間性』をより良いものに、それをキープするのに必要なもの全てが凝縮されている。言わば指針のようなもの。
私にはまだまだ無理だ。
あること無いこと、どうしようもないことで悩むし、流されるところだってたくさんある。
芯は持っていると自負しているけど、その他はふらふらと漂ったりする。