なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】

「ありがとう。ちょっとバタバタしてるだけで数日で片付くし」


 私の手の上に手を重ねてぽんぽんってして、ぎゅって握ってくれた。




 ......ああ......言ってくれないんだね。

 私、話聞いちゃってんだよ。

 
 自分のことはなーんにも教えてくれないんだね。だったらなんで一緒にいるんだろう。


 私だって力になりたい。


 野々宮さんみたいにお金も無いし人脈も無いし強烈なパワーもないけど、でも何かの役にたちたいんだよ。


 弱味を見せてくれていいのに、それは私にはできないってことなの?


 これじゃ私と一緒にいたらきっと後々本当に私が足手まといになる時がきちゃうんじゃないかな。


 足手まといになってだんだん嫌われていくなんて、そんなの嫌。



 だから.........

 だったら...




「...本当に大丈夫? わたし...」

「夏菜」


 手をぎゅぎゅっとされて、それ以上話すことは許されなかった。



 分かった。


 ごめんね...力になれなくて。



 
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