なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
髪を切ってみた。
そう、衝動切りだ。
なんとも言えない気持ちを抱えたまま電車を降りて歩いていたら、いつも行く美容師さんが美容室の前でお客さんを見送っているところに出くわした。
で、切っちゃえ! っていう突発的な考えで今に至ると。
肩につくくらい長かった髪をばっさりと顎の下あたりで揃えたら、頭がすっきりと軽くなった。
しかし反対にヨガはやりにくくなりそうだ。
ひとつにまとめることができないくらいに短いので、どうにもこうにもまとまりがつかない。
仕方なくピンで留めてはみたものの、動きが大きいので終わるころにはぐしゃぐしゃっていうことになりそうだ。
でも、切った髪のおかげか心なしか気持ちも少しばかり軽くなった気がする。
そんな気分で歩いていたら、まさかのホテルの前に戻って来ていた。
そうだよね、帰る場所ないし。
スタジオに帰るわけにはいかないし。てか、無理って言われたし。
空を見上げる。
目の前にはでっかいホテル。
ここしか行く場所は、無い。
大袈裟だけど、腹をくくってここに置いてもらうしかない。
でも、部屋番号もなにもかもを覚えてない。
最悪だな私。