狡猾な王子様
「冬実ちゃん」
「あ、こんにちは」
駐車場に停めた車から降りたところで、お店のすぐ傍にある小道から歩いて来た英二さんに声を掛けられた。
「こんにちは。荷物、持つよ」
「すみません、ありがとうございます」
「いいえ」
トランクを開けるとすかさず段ボールを持ってくれた英二さんに続き、談笑をしながら店内へと向かう。
「どこかに行かれていたんですか?」
「ちょっと散歩にね。今日はお客さんが少なかったから、早くから暇でさ」
「珍しいですね」
「うん。お陰で、久しぶりにゆっくり過ごせたよ」
ここ最近はランチタイム中は常に満席で、そのあとはディナーの仕込みに追われているみたい。
配達に来れば、以前と変わらず色々なフレーバーの紅茶を出してくれるけど……。
私が木漏れ日亭にいる間、英二さんはいつもディナーの準備に掛かり切りで忙しそうだ。
だから、会話はするものの、彼と一緒に紅茶を飲むことはほとんどなくなっていた。
「あ、こんにちは」
駐車場に停めた車から降りたところで、お店のすぐ傍にある小道から歩いて来た英二さんに声を掛けられた。
「こんにちは。荷物、持つよ」
「すみません、ありがとうございます」
「いいえ」
トランクを開けるとすかさず段ボールを持ってくれた英二さんに続き、談笑をしながら店内へと向かう。
「どこかに行かれていたんですか?」
「ちょっと散歩にね。今日はお客さんが少なかったから、早くから暇でさ」
「珍しいですね」
「うん。お陰で、久しぶりにゆっくり過ごせたよ」
ここ最近はランチタイム中は常に満席で、そのあとはディナーの仕込みに追われているみたい。
配達に来れば、以前と変わらず色々なフレーバーの紅茶を出してくれるけど……。
私が木漏れ日亭にいる間、英二さんはいつもディナーの準備に掛かり切りで忙しそうだ。
だから、会話はするものの、彼と一緒に紅茶を飲むことはほとんどなくなっていた。