シンデレラのSweetなお時間
「……」
「……」
冬を告げる、冷たい空気。
気付けばもう季節は冬の12月で、街の至るところがクリスマスのムードに染められている。
「悪いな、いつも帰りが遅くなってしまって」
「いえ、全然平気です」
スタスタと歩く足は今日も心なしか緩やかなスピードで、私の足が追いつくように進んでいく。
(…横顔、綺麗)
見上げた先にあるその横顔は、真っ直ぐ前を見つめている。すると、不意にこちらを向くその瞳。
「!」
ばち、と交わる視線に思わず目を逸らしてしまう。