シンデレラのSweetなお時間



「……」

「……」



冬を告げる、冷たい空気。

気付けばもう季節は冬の12月で、街の至るところがクリスマスのムードに染められている。



「悪いな、いつも帰りが遅くなってしまって」

「いえ、全然平気です」



スタスタと歩く足は今日も心なしか緩やかなスピードで、私の足が追いつくように進んでいく。



(…横顔、綺麗)



見上げた先にあるその横顔は、真っ直ぐ前を見つめている。すると、不意にこちらを向くその瞳。



「!」



ばち、と交わる視線に思わず目を逸らしてしまう。




< 157 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop