シンデレラのSweetなお時間
「…昨日からずっとこの部屋見る度に、本当になくしちゃったんだなって」
「……」
「当然ですよねぇ、私みたいな冴えない女…暗いし、鈍臭いし」
「…安藤、」
「分かってたんです。彼がお金目当てだってこと」
「…?」
本当は、分かってた
自分がそれくらいしか価値がないこと
「それでも彼に縋るしかなかった…こんな自分が大嫌いです」
フラれて、当然。
呟き彼の体から手を離した途端、力の入っていない私の体は玄関にドタっと転んだ。
その拍子に、カシャンッと床に落ちたメガネ。