シンデレラのSweetなお時間
「けど、あの飲み会の日…こんな自分が嫌いだと泣く安藤を見て、やってくれるだろうと確信を持てた」
「…?」
「変わりたいと願うお前なら、このチャンスを逃すことなくつかみにかかるはずだと思ったんだ」
「……」
『変わりたいんじゃないのか?』
あの日きっかけを与えてくれた彼が私を選んでくれたのは、その目が私を知っていてくれた証。
誰の目にも入らないような存在を、映してくれていた証。
「…、」
そのことがただ嬉しくて、心をぎゅうっと掴む。
「…寒くはないか?」
「あ…はい、シーツありますし」
「そうか。…一応これを羽織っているといい」
そう言って玲二さんは着ていたスーツの上着を脱ぎ出す。