シンデレラのSweetなお時間



「えっ、でも玲二さんが寒いんじゃ…」

「お前よりは厚着をしているから大丈夫だ」

「……」



そして、その上着を私の肩へそっとかけた。

ふわ、と漂う彼の匂いが先日の抱きしめる腕を思い出させる。



(…また、ドキドキしてきた)



うるさくなる鼓動を感じながらかけられた上着に触れたその時、丁度そこにあった彼の手と自分の手があたってしまう。



「ひゃっ、」



触れた肌と肌の感触に、思わず引っ込めかけた手。その手を玲二さんは、逃がすことなくぎゅっと握った。



「…、…」

「……」




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