シンデレラのSweetなお時間
「観覧車…ですか?」
「あぁ。高い所は苦手か?」
「いえ!平気です!」
「そうか」
そして玲二さんは手早くお金を払っては、係員の案内に観覧車の中の一つへと乗り込んだ。
「あっあの、お金…」
「いい。大した額でもない」
「でも…」
「クリスマスプレゼントだ。…大人しく乗っておけ」
「…はい、」
(クリスマス、プレゼント…)
向かい合って座る二人を乗せ、観覧車は動いていく。
(…変な感じ)
少し前まで、私は他の人と付き合っていて、玲二さんはただの上司で
寧ろ苦手で、特別な会話もなくて…
そんな彼と、今こうして観覧車の中で二人でクリスマスを過ごしているなんて
しかも心は、彼に惹かれて