シンデレラのSweetなお時間
「いらっしゃったんですか?」
「あぁ。資料を見に来た」
(全然気付かなかった…)
静かに歩いてきたのであろう姿を想像して、私はそのファイルを受け取り両手で持つ。
「周りからの反応、良かっただろう」
「?」
「新作のカタログ」
「あっ…はい!皆可愛いって言ってくれてて…あ、いや商品のことかもしれないんですけど!それに私なんてメイクして座ってただけですし…」
「それも全部ひっくるめての評価だろう。前向きに受け取っておけ」
「…は、はい」
喜びたい気持ちとネガティブな気持ち、その両方が合わさる私にも彼は言い聞かせるように呟く。