逆ハーレムに巻き込まれました。




緩やかに地面へと落ちていく紙はまるで雪のようで……『閃光吹雪』という名前も素直に納得できた。


しかし、その時――舞い落ちる紙の一つ一つに魔法陣が書かれていることに気付いた俺は

背筋に寒いものが走って我に返った。



(くそっ、ヤバい!)



頭の中で、けたたましく鳴り響く危険信号。


だが、俺がその場から離脱しようとしたその瞬間




「いっ、けぇぇぇえええええ!!」




少女の声と共に紙に書かれた魔法陣が全て起動し、


数えきれないほどの魔法が俺へと殺到した。





< 24 / 228 >

この作品をシェア

pagetop