上司のヒミツと私のウソ
「悪かったな、心配させて」
仏頂面なのでちっとも申しわけなさそうには見えなかったけれど、矢神の声はわずかばかり自信なさげだった。
私にできることがあるとしたら。
矢神の言葉にならない思いをチームのみんなに伝えることだ。そしてそれこそ、なにより必要なことなのではないかとおもえた。
今になってわかった。
私が見ていた夢は、企画部に入ることでも、プロジェクトメンバーの一員になることでもない。このひとと一緒に仕事をすることだ。
あのドキュメンタリー番組を見たときから、ずっとそれを願っていたのだ。
「別に、課長のことで悩んでたわけじゃないです」
嘘ばっかり。めいっぱい悩んでいたくせに。
安田のいったとおりだ。私はこのひとのことで頭がいっぱいで、もうどうしようもないくらい夢中になってる。
仏頂面なのでちっとも申しわけなさそうには見えなかったけれど、矢神の声はわずかばかり自信なさげだった。
私にできることがあるとしたら。
矢神の言葉にならない思いをチームのみんなに伝えることだ。そしてそれこそ、なにより必要なことなのではないかとおもえた。
今になってわかった。
私が見ていた夢は、企画部に入ることでも、プロジェクトメンバーの一員になることでもない。このひとと一緒に仕事をすることだ。
あのドキュメンタリー番組を見たときから、ずっとそれを願っていたのだ。
「別に、課長のことで悩んでたわけじゃないです」
嘘ばっかり。めいっぱい悩んでいたくせに。
安田のいったとおりだ。私はこのひとのことで頭がいっぱいで、もうどうしようもないくらい夢中になってる。