上司のヒミツと私のウソ
午後になってようやく床の上の荷物が片付いた。
次に、あとから書棚の隙間に無理やり突っ込んだとおもわれる資料を取り除き、いったん段ボール箱に収めていく。
サイズの大きなポスターが、天板の上にも山積みされていた。
幸い部屋の隅に脚立が置いてあったので、天板にも手が届いた。次々と段ボール箱が増えていく。床に置ききれず、ひとまず部屋の外の廊下に置いていくことにした。
困るのは、はたしてどれが古くてどれが新しいのかよくわからないことだった。
よほど古いものなら紙が変色しているのでわかるけれど、ここ数年のものは見た目では比べようがない。さらに、今現在使っている物と使っていない物の区別もつかない。
こればっかりは、誰かに教えてもらわないと無理だ。
「まだいたの」
突然声がしたので、驚いて足元に積み上げていた資料を蹴り倒してしまった。振り向くと、ドアのところに安田が立っていた。