孤独と嘘と愛に騙されて。
授業中も、休み時間も
2人の男の子が私の脳内をうろつく。
目障りなほどに。
苦手な数学は、ちゃんと授業受けたって分からないのに
授業聞いてないとなると
私の頭はパンクしそうになっちゃう。
「 萩野、この値はいくつになる? 」
シャーペンを握ってノートを見つめてはいるものの、
本当のところは上の空。
先生はそれを分かってて当てたのかもしれない。
そんな先生に対して、ちょっとだけいらだつ気持ちが。
でも聞いてない私が悪い。
でもでも、答えなんて分かる気がしない。
友達に答えを求めようとしたけど
難しい問題なのか、みんな先生にあてられないように
机とにらめっこをしている。
そんな中、彼と目があった。
そう、成績優秀の廉くんと。