孤独と嘘と愛に騙されて。
時間というものは、
私に悩む時間を与えてくれない。
放課後は、あっという間に訪れてしまった。
廉くんの方は、放っておこうとも思ったけど
あの人何しでかすか分からないから
玲太と廉くん、どちらの用事も済ませることにした。
早く屋上に行って
さっさと用事済ませればいいだけの話。
そうすれば玲太にもきっとこの関係はバレない。
そうと決まればすぐ実行。
私は屋上へと足を進めた。
放課後、まだ誰もいない屋上は物音ひとつしていなくて
とても静かなものだった。
でも少し時間がたつと、
グラウンドからは運動部の掛け声が聞こえてくるようになった。
私も部活してればなー、なんて思うときもたまにあったりして。
そんな、平凡的なことを考えながら
フェンス越しのグラウンドを眺めていると
さっそく彼がやってきた。
「 呼び出してごめんね 」
謝る気なんか、全然ないくせに。