孤独と嘘と愛に騙されて。
私よりも歩くスピードが速い玲太は
歩幅の狭い私に合わせて
ゆっくり歩いてくれる。
2人とも本当に付き合ってるみたいに肩を並べ、
地面のまっすぐ伸びる2つの影。
周りからどんな風に見えてるのかな?
友達?兄妹?
ううん、きっと
彼氏と彼女になれてるよね。
でも、この関係
いつまで続けていればいいんだろう?
玲太だけじゃない。
廉くんのことも。
そんな不安を抱え込んでいると
顔に出てしまったのか
優しい声が降ってきた。
「 なんかあった? 」
頭上にあった玲太の顔が
ずっと降りてきて
私の顔を覗き込むように見つめた。
ち、近い。
「 なんもないよ! 」
なんて嘘だけど。
本当の話なんて口が裂けても言えないんだけど。
どうにか廉くんと玲太が
接触しないようにしないといけない。
2人が対面するのは私的にまずいから。