風俗嬢の恋人はサンタクロース!?【完】
「美枝・・
きっともう美枝にはこっちの暮らしがあるんだと思う。
でも、さ。
お願いだからもう戻ってこいよ。
みんな、本当に心配してるんだぜ?」
「でも・・・」
「健先輩もそれが一番だと思ったから
俺に連絡してきたはずだろ?
それに俺・・・」
たっくんは一瞬黙り込み
そして続ける
「俺、美枝とやり直したい。
美枝の事、昔と変わらず好きなんだ」
「たっくん・・!」
涙が出そうになる。
2年以上もの間、あたしの事探してくれてたんだね。
そして想い続けてくれてたんだ・・
嬉しい、けど同時に
こんなにも純粋なたっくんに対して
今までに感じた事もないような
罪悪感が・・そして劣等感があたしを襲う。
だってこの2年、
あたしがしてきた事って・・・。
とてもじゃないけど言えないよ