蜜恋ア・ラ・モード
「もういいよ、別に隠さなくったって。全部わかってて告白したの。洸太と彼女の仲を裂こうなんて、これっぽっちも考えてないから大丈夫。そりゃあちょっと寂しいって言うか、悔しいっていうか……そんな気持ちがないわけじゃやないけど」
何言ってるんだろう、私。往生際悪いとはこのことだ。
洸太を見てみなさいよ。呆れたような顔で、私の事見てるじゃない。
「言いたいことはそれだけか?」
何よ、その言い方。洸太のくせに偉そうに。
言いたいことはそれだけ? それだけじゃないよ!! でも洸太の気持ちを踏みにじったのは私で、いろいろ言いたいこと我慢してるんじゃない。
それくらい気づきなさいよ!! もう何年幼なじみやってると思ってんのよ!!
洸太の偉そうな態度に、興奮が収まらない。
そんな私を見て洸太は大袈裟にため息をつくと、私の腕を掴んだ。
「何!!」
「まぁそんなに怒んなよ」
「怒ってない!!」
「はいはい、わかったから。とにかく、こっちに座れ」
ソファーにボンッと座らされると、その横に洸太も腰を下ろした。
肩が触れるその距離感に心臓がドキッと小さく音を立て、興奮していた気持ちが少しずつ治まっていくのを感じる。