蜜恋ア・ラ・モード
「親父、おはよう」
「おう洸太、おはようさん……って。おい!! なんでこんな朝っぱらから、都子ちゃんがここいるんだよ」
「おじさん、おはようございます」
やっぱりおじさん、驚いてるじゃない。
ほら、言ったとおりでしょ? と洸太に視線を送ってみたものの、当の本人は素知らぬ顔を決め込んでいる。
今日の荷物を運ぶついでに私も送ってくれるって言うから、『親父に挨拶していけ』っていう洸太の言葉に、渋々ながらも承諾したんだけど。
「昨晩、俺んとこに泊まったの」
「「ええっ!?」」
洸太のとんでもない言葉に、その場にいた誰もが驚きの声を上げた。
「こ、洸太!!」
そして私も例に漏れず大きな声を上げると、洸太の腕を引っ張った。
もう洸太ったら。泊まったなんて言ったら、私たちは◯◯しましたって言ってるようなもんじゃない。
恥ずかしい……。
「なに顔赤くしてんだよ。今更だろ」
「今更って……。もっと違う言い方があるじゃない。恥ずかしすぎる」
「何言ってんだよ。お前今朝、俺にもっと恥ずかしいことしてたじゃん」
そう言うと洸太は自分の唇に指を当て、とんとんと触れてみせた。
「なっ……」
なんで洸太が知ってるのよ!! 寝息立てて、ぐっすり寝てたんじゃ……ないのね。
もしかして寝た振りしてたとか?
あり得ない……。