蜜恋ア・ラ・モード

私とは違っておっとりとした性格の梅本さんは、薫さんのそばにいるだけで幸せそうで。

そんな梅本さんを薫さんは『今日子さんといると安心するというか、居心地がいいんだ』と、とても大切にしている。

まだ始まったばかりのふたりだけれど、このままゴールイン!! ってことになってくれないかな、なんて思っていたりするんだけど。まだ気が早い?

柳川さんは婚約中だった彼氏と結婚して、『もう、毎日が幸せ』と新婚生活を楽しんでいる様子。料理の腕も上達しているし、私も嬉しい限りだ。

高浜さんはと言うと……。


「都子せんせーい、出来ました。味見お願いします」

「了解。ちょっと待ってて」


梅本さんが作った料理をチェックすると、すぐに高浜さんのもとに向かう。

実は彼女、第三子を妊娠中。現在妊娠5ヶ月で、安定期に入ったところだ。


「身体、大丈夫?」

「先生。妊娠は病気じゃないんだから、少しくらい身体動かしていたほうがいいんですよ」

「はぁ、そういうものなのね」

「先生もすぐに、妊婦仲間になっちゃったりして」

「はぁ!? 高浜さん、何言ってるの? ないない、妊娠なんてない!!」

「もう先生ったら照れちゃって。そんな顔真っ赤にして動揺するってことは、もしかして……」

「高浜さんっ!!」


私をからかって楽しんでいる高浜さんに説教をしていると、背中側から視線を感じ慌てて振り返る。







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