- 魔 法 戦 争 -

お腹を両手で包む杏樹。


雷は背中を殴られ、杏樹はお腹を蹴られたのだ。


「あ、杏樹…これが、“お仕置き”だ…」


ーーーバタッ


雷は倒れた。杏樹はその3秒後に倒れた。


「あ、ちょっとやりすぎちゃいましたね。」


(湊はいったい何者なんだ!)


そう思った涼蘭であった。


「しかし、起きないですね。」


雷の頬をツンツンしながら言う湊。


「湊、やりすぎではないのか?。」


「ですね。今度から気をつけます。…覚えていたらの話ですが。」


涼蘭は恐怖を味わった。そして、湊を怒らせないと心に誓ったのだった。


「それにしても、寝過ぎですね。…よし、あと3秒後に起きないと、“お仕…


「「はい!起きましたぁぁ!」」


急に立ち上がった二人。

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