- 魔 法 戦 争 -
「…以上です」
湊が本を閉じながら言った。
「あれー?最後雑だよね?」
「我もそう思う。」
「だよなー!」
湊は皆の瞳を見る。
「そうなんです。この話は何の力を与えられたか詳しく書かれていません。だけど、僕は一つ見つけました。」
「何をだ?」
涼蘭が眉間に皺を寄せる。
「…それは、僕の力、この“目”です。」
「あ!あの銀色の目?」
雷は思い出したように、右の手のひらの上にぽんっと拳をおいた。
「はい。この目は四人の勇者を探すための目や、相手の技を探る目でもあります。」
「もしかして、みなみなってさぁー無国の人じゃなーい?」
杏樹の言葉に皆頷く。
「確かに、湊は魔法使えないよな?じゃ、1番力もらった…ずりぃーよ」
「そうかもしれませんね。雷、涼蘭、杏樹も力もらってますけどね」