月の絆~最初で最後の運命のあなた~



 あたしの携帯電話は、三日前にレンとの会話中に取り上げられて、彼のジーンズの後ろポケットに消えた。


 壊れてないといいけど。


 あたしの体重をモノともしない腕力があるなら、それなりにトレーニングしていて体重もありそう。携帯の存在を忘れて、体重をかけられたらと考えると、身震いがした。


 あたしは狼呀の存在を無視して、メールと着信を調べようと携帯に手を伸ばしたけど、いつの間にかテーブルの上から消えている。


 上に向かって睨み付けると、涼しい顔をして携帯電話を見せびらかす狼呀と目が合う。


「ちょっと、返してくれない……月城さん」


「返してほしいなら、先ずは俺を名前で呼べよ」






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