月の絆~最初で最後の運命のあなた~



 自分のTシャツを着ている姿は、特に最高だと狼呀は思う。


 ヒップが見えるか見えないかって丈と、襟元がずり落ちて覗く肩は噛り付きたくなる。


 そこまで考えて、狼呀は意識を瑞季に戻した。


 しかし、瑞季の姿はどこにもない。


 まさに、忽然と消えた。


 あいさつ一つしないなんて、瑞季らしくない行動だ。


 気にはなったが、マリアの後ろ姿を見られなくて良かったという思いで、狼呀の頭の中はいっぱいでそれどころではなかった。






< 78 / 356 >

この作品をシェア

pagetop