月の絆~最初で最後の運命のあなた~
「伴侶? なにそれ?」
「生まれた時から、一緒になると決まっている相手のことだ」
「冗談はやめて」
マリアは切りつけるように言うと、蹴るのはやめたのか狼呀の腕の下を通って出ようとする。
「冗談で話す内容じゃない」
逃がすわけにはいかない。
狼呀は体を押しつけて、さらにマリアの両手首を掴んで壁に押さえつけた。
なぜ、自分がこんなにも確信しているのに、マリアが認識していないのか苛立ちが募る。