月の絆~最初で最後の運命のあなた~





「おかしいなあ……昨日は酔っていなかったし、お互い感じあったじゃないか」


 わざと息がかかるように喋ると、望んでいる反応が得られた。


 背けられた顔は耳まで赤く、両手にはぎゅっと力が入る。


「なにも……なかったんでしょ?」


 声が震えている。


(ああ、最高だ)


「ほんとに覚えてないのか? キスをしたら、マリアはもっとと求めてきただろ」


「キス! あたしが求めた!?」



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