いとしいこどもたちに祝福を【後編】
「多いよ。困ったことにね」

令嬢たち一人一人を相手にするとなると、数日はそのための準備や対応で晴海を迎えに行く時間など殆ど作れなくなる。

陸の代わりに晴海を迎えに行ってやることは出来るが、それでは互いのためにならないだろう。

陸が家のためを想ってくれるのは嬉しくない訳ではないが、それで晴海のことが蔑ろになってしまうことは父や自分が最も危惧している事態だ。

「…要は俺が候補者全員と逢えばいいんだよね?」

「うん?今回の条件は確かに逢うことだけだよ。それ以上の条件が付いてたらまず父さんが引き受けないからね」

「だったら俺、いいこと思い付いた」


 + + +

 
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