いとしいこどもたちに祝福を【後編】
「向こうの領主と連絡を取ってな、あっちで彼らを保護してくれることになったよ。近々金砂から使者が来る」
すると二人の会話に、風弓がぱっと顔を上げた。
「葵と茜、此処にいるんですか」
「ああ。今は洗脳も解けてるし、君に逢いたがってたよ。後で顔を見せてやるといいぞ」
周にそう告げられ風弓は少し嬉しそうに頷いた。
「…そうだ、晴。夕夏と賢夜は?俺、賢夜に謝らなきゃならないことがあるんだ」
「!あ、えっと…」
陸からの問いに、思わずびくりと身が強張る。
「晴海ちゃん、僕から話すよ」
それに気付いた京が声を上げると、陸は怪訝そうに首を傾げた。
「兄さん?何で…」
「賢夜くんはあの夜、慶夜くんの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ったんだ。一命は取り留めたけど…意識障害が残って依然目を醒まさない」
「!!」
瞬間、陸と風弓の表情が凍り付いた。
「そんな…それじゃあ、夕夏は…?」
「夕夏は無事だよ。賢夜が絶対に攻撃させないように守ったみたい…」
陸が俯いて口惜しげに両手を握り締めると、風弓は顔を顰めて首を振った。
「酷え、な…何より慶夜自身が可哀想だ。慶夜だって本当は家族想いの大人しい奴だったのに」
すると二人の会話に、風弓がぱっと顔を上げた。
「葵と茜、此処にいるんですか」
「ああ。今は洗脳も解けてるし、君に逢いたがってたよ。後で顔を見せてやるといいぞ」
周にそう告げられ風弓は少し嬉しそうに頷いた。
「…そうだ、晴。夕夏と賢夜は?俺、賢夜に謝らなきゃならないことがあるんだ」
「!あ、えっと…」
陸からの問いに、思わずびくりと身が強張る。
「晴海ちゃん、僕から話すよ」
それに気付いた京が声を上げると、陸は怪訝そうに首を傾げた。
「兄さん?何で…」
「賢夜くんはあの夜、慶夜くんの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ったんだ。一命は取り留めたけど…意識障害が残って依然目を醒まさない」
「!!」
瞬間、陸と風弓の表情が凍り付いた。
「そんな…それじゃあ、夕夏は…?」
「夕夏は無事だよ。賢夜が絶対に攻撃させないように守ったみたい…」
陸が俯いて口惜しげに両手を握り締めると、風弓は顔を顰めて首を振った。
「酷え、な…何より慶夜自身が可哀想だ。慶夜だって本当は家族想いの大人しい奴だったのに」