魁龍



『あぁ。...何で、いきなり仲間に、しかも幹部になるって来た俺を、受け入れてくれたのかっていう理由を聞きたくてな』




あたしがそう言えば、その中の1人が、





「...理由、ですか。...それは、総長達が認めた人、っていうのもあります」



そう口に出した




柊達が認めた、ね...、まぁ総長が認めた奴なら文句があっても言えねぇわな




そう思ったが、「でも、」と続いた声に、一旦考えるのをやめて聞くことに集中する




「...何でか分かりませんが、この人に...レオさんに、付いて行きたいって思ったんです」




真剣な顔で、目で、そう言ってくれた












...あぁ、









...やっぱり此処は、魁龍と似ているな、ほんとに












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