魁龍



そう思いながら、




『...ははっ、...ありがとな』




口角を上げながら、礼を言えば、




「...っ!!!」





と一瞬にして顔を真っ赤にさせながら固まった奴等




『...?どうしたんだ?』




訳が分からなくて首を傾げれば、




「レ、レオさん!それは反則っすよ!」



1人がそういった途端、全員がこくこくと頷く




『...はぁ?意味が分からねぇ。...でもまぁ、これからよろしくな!』




もう一度にかっ、と笑えば、まだ顔を赤くしながらも、




「はい!レオさん!」




と一斉に言ってくれた






それに満足して、




『じゃあもう上行くな。また来る』




そう言って、階段を登った





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