暗雲に、光。


------

----

--



「おい、貴様ら・・・・・・何のつもりだ!?」



そう叫ぶ服部の背に回り、俺はかつては仲間だった新撰組に刀を向けた。


近くには、伊東先生の亡骸。


その冷たくなった表情に、ズキリと心が痛んだ。


・・・・・・この時代なのだから、仕方がないこと。


それでも・・・・・・先生、俺は貴方に付いて行くと決めたのに。



「平助・・・・・・おめぇだけには、生きていて欲しかった・・・・・・」



顔を歪ませながら、俺を見る新八。


< 9 / 14 >

この作品をシェア

pagetop