Rhapsody in Love 〜約束の場所〜



 その後の1年生の授業の後のことだった。


「先生、この前の試合、応援に来てたっしょ?」


 そう訊いてきたのは、副担をする1年5組の佐藤と荘野。彼らもラグビー部だ。


「高山高校との試合?雨の日にやった分ね。」


 別にこそこそしていた訳でもないので、気が付かれてても当然だった。


「何で他の先生は来なかったのに、先生だけ来てたんすか?」


「何でって、二俣くんにしつこく言われたのよ。応援に来てくれって。」


 週番が板書を消すのを手伝いながら、みのりは答えた。


「えっ!?先生、二俣先輩知ってるんすか?」


 ラグビー部の二人は、目を丸くする。


「知ってるも何も、3年1組の授業に行ってるもん。週に4回も。」

「ええっ!先生は3年生の授業にも行ってるんすか?」


 生徒にとっては、1年部の教員が3年の授業に行くというのは、不思議らしい。


「えー!先生、3年生の授業にも行ってるのー?」


と、食いついて来たのは、会話を端で聞いていた女子生徒たちだった。


「行ってるけど、1組だけよ。それも日本史選択者だけ。」

「えっ、えっ!?先生!男子の先輩、誰がいる?」




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