サクセスラブを この手に
彼はグイッと私の腰を引き寄せて背中に腕を回した。

「離して!」

私の右手を持ち上げて言った。

「ダイヤのリングはフィアンセがいる証だ。」

「だから何?」

「俺がそいつから君を奪ってみせると言ったらどうする?」

「どうもしません。」

「へぇ~自信あるんだな、面白い。」

「もうふざけないで。早くここから出たい。」

「俺を本気にさせるなよ。」

「どうぞご勝手に!。」

「津川舞、俺の言うことをよく聞いた方がいい。」

私は彼の声がさっきと違うのでハッとした。

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