サクセスラブを この手に
「俺はバリア・ジャパンのトップだ。名前くらい知っておいた方がいいと思う。」

「社長という肩書きの乱用ですね。一般人の私には意味のないことです。」

「意外にはっきり言うんだな。少し傷ついたかもしれない。」

「うそばっかり。さっきから強気じゃない?今の立場は同じだし私はここの社員ではないし、でもせっかくだから名前だけは聞いてあげるわ。」

「そのバンドエイドだらけの両手を見ればわかる。毎日包丁と格闘中か?」

「だったらどうなのかしら?社長さんには関係のないことよ。」

「料理下手の女の所へ男は帰って来ないぜ。」

「ひっどい!それ、私に言ってるの?なんてヤツ!」

「それ以外は可愛いのに勿体無い。」

最悪だわ。

こんな人と閉じ込められているなんて。

そう思ったけれど私は口に出しては言わなかった。

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