サクセスラブを この手に
涼も時々香港へ出張に行っていると聞いた。

どんな所なのかしら?

私は帰宅後ネットで調べた。

「4時間で行けるのね。素敵なところかも。」

パスポートもある。

旅行用バッグも買った。

これでいつでも行けるわ。

メール着信。

『舞、来週末はいない。香港へ行ってくる。また連絡する。』

「そうはいくものですか。週末なら私も行けるわ。」

飛行機とホテルを予約した。

荷造りを済ませて私は彼に返信した。

『涼、一度でいいから私も香港へ連れて行って。週末なら帰りも一人で帰って来れるわ。』

すぐ彼から電話がかかってきた。

「舞、メールを見た。スケジュールに空きはないぞ。それでも来るのか?」

「涼、私は例え添い寝だけだとしても行くわ。」

「アッハッハ、俺を狂わせるなよ。あとで宿泊先をメールしておく、じゃ。」

「ありがとう。」

私は一度支度したバッグをひっくり返して違うランジェリーと取り替えた。

「完璧ね!香港の夜を私で狂わせてあげるわ。」

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