Dear.
「あ、それより、近藤さんと土方さんが呼んでいたんだ
行こう、慶。」
ギュ、不意に掴まれる手
前まではなかった事が今では当たり前で指の隙間から溢れ出す熱
「はい!」
それだけでも、嬉しくて、笑顔が溢れ出す
だから、きっと私の勘違いであってほしい
総司が労咳なんじゃないかっていう勘違いで.....
「失礼します..」
ゆっくりと近藤様と土方様のいる部屋に入れば、近藤様は笑顔で、土方様は
「遅い!」
と喝をいれむかえいてくれる
「それで、用ってなんですか?」
土方様の嫌味を軽く流してそう近藤様に聞く総司
土方様も副長なのだから、近藤様の用に敬えばいいのに、と思うが、それは総司にとっては無理らしい
「うむ...、それなんだが二人は祝言をいつあげるのだ?」
「え?!」
「え?!じゃねえだろう
思いが通じ合ってんなら早く添い遂げて子供の顔でも近藤さんに見せてやれ」
畳をバンバンと二回ほど叩いて、私にそういう土方様なのだが...
子供とはまた、話がかなり飛んだなと思う
「嫌だなー、土方さん。
僕がそこのとこを考えていないとでも?」
「ええっ?!」
総司も総司でニヤリ、一つ笑みを浮かべてそう私で遊ぶようにして言う