私立聖星魔法学園
「・・・そうですね、コントロールできれば自分の思い通りに使えるので、もう誰も傷つけることはなくなるはずです」





聖夜の言葉にあたしの中に光がさした気がした







「それじゃあっ・・・」





「あなたが僕と一緒に”聖星魔法学園”に来れば、ですが」






そういってニッコリ微笑む









「・・・・・・・・・・・・は?」







なに?今なんて言った??






セイセイマホウガクエン?・・・・・・・なにそれ?








「自分の魔力、あなたが悩んでるバリアもその中に入りますが、ちゃんと専門の学校にいかなければコントロールなんてできないんですよ」








・・・前言撤回!





光なんかさしてない!むしろ闇が広がったっつの!!







「僕はもともとあなたを僕たちの学校にスカウトしにきたって言いましたよね?」




ニコニコして言う聖夜についにキレる







「学校?何いってんの!?そんなとこいけるわけないでしょ!そもそもあたしはまだあんたの事完全に信用したわけじゃないんだから!!」








バカげてる・・・





もしかしたらこの体質が何とかなるかもしれない、と思ったのが間違いだった








「こんなほら話するためにあたしを呼んだんだったら、もう帰るっ!」






「え!?ちょ、ちょっと待ってください、中村さん!!」







後ろから聖夜が呼び止める声が聞こえてもガン無視






そのままさっさと屋上をでる








屋上へ続く階段まで来たときに耐えられなくなってその場にしゃがみこむ









あんなヤツの言うことなんか信じなきゃよかった・・・・





もしかしたら・・・本当に、誰も傷つけない身体に・・・・・






みんなと、同じような生活ができると思ったのに・・・・・・









目からは涙がこぼれ出た




拭っても拭っても止まる気配はない









そのままあたしは声を押し殺して泣いた
< 15 / 68 >

この作品をシェア

pagetop