私立聖星魔法学園
「それで中村さん」



「ん?」




「先ほどの返事を聞きたいんですが・・・」









・・・そうだった





さっきのですっかり忘れてたけど、返事してなかったっけ・・・・・









「えっと・・・あたしのみんなと違うところを何とかできるかも知れないって言われたときは、すごく、ホントに嬉しかった」




一呼吸おいて続ける




「でも、あたしはみんなと違ってもこの、今の居場所が大好きなの。これからも今朝のような事で困るかもしれないけど、自分でなんとかしてみせる。だから・・・ゴメン、いけない・・・・・」






あたしなりの精一杯の返事をした





「・・・そうですか、わかりました」





あたしの気持ちをわかってくれたのか、聖夜は優しく、でもどこか寂しげな顔で笑った






「学校側には僕がなんとか言って中村さんのことは諦めてもらえるよう頼んでみます」





そういって立ち上がると、




「僕がこの学校に来たのは中村さんをスカウトするためだったんですが、断られてしまったので、僕は自分の学校に戻りますね」





聖夜の言葉に違和感を覚える









戻るってことは、つまり・・・・もう会えないってこと?








「ちょ、ちょっとまっ・・・」







「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」







呼び止めようとする間もなく、軽く頭を下げると、そのまま聖夜は保健室を出て行ってしまった
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