私立聖星魔法学園
「じゃあこの台の上に立って、両腕を広げてとまってくれるかの」




ハドじいに言われたとおりにすると





「それじゃ、ちょいと失礼」





そう言って自分の両手を合わせると、1人だったはずのハドじいが5人になっていた






「・・・・・ええぇぇぇえええ!??」




「お?分身魔法じゃよ。1人で測ると時間がかかるからのう」



そういいながら次々と身体のサイズを測っていく











「ふむ、これぐらいで大丈夫じゃろ。もう降りてええぞ」



5分ほどで測り終えるとハドじいはさっさと奥の部屋に行ってしまった



仕方がないので聖夜の所に戻る




「あ、恵さん!終わったんですか?」



「うん。ハドじいの魔法でスゴイ早く終わったよ」




「分身魔法ですよね。ハドさんの得意な魔法の一つなんです」




ほかにも色々な魔法があるんですよ、なんて話していると




「おーい、完成したから試着してくれんかのう」




奥の部屋からハドじいの声が響いた




「早っ!そんな早く出来るもんなの⁉︎」



「ハドさんだからですよ。僕はここで待ってますからどうぞ」




そう言ってあたしを促す




言われる通り奥の部屋に入ると、そこには完成した制服がマネキンに用意されていた


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